こちらは、全国到達度評価研究会の公式ホ-ムペ-ジです(2022年7月更新)。

全国到達度評価研究会は、到達度評価にもとづく授業づくりをとおして、すべての子どもに学力を保障することをめざしている研究会です。

東日本大震災、福島原発の過酷な事故から11年が経過しました。震災や原発事故により避難生活を余儀なくされている皆様によりそって、生活・地域社会の復興を進めてもらいたいものです。
原発事故の悲惨な現実を知れば知るほど、安全な原発は存在しないということがわかります。原発事故は収束していないという現実を忘れてはなりません。

☆到達度評価は、相対評価や絶対評価(目標に準拠した評価)とは考え方や評価方法が違います。私たちは、到達度評価を生かして、すべての子どもに学力を保障するための指導の方法を確立するために研究・実践を進めています。到達度評価は、目標や内容を見なおし、指導の改善をすすめるためにこそ必要なのです。

☆2020年度より小学校で新学習指導要領に基づく教育が実施されます。新学習指導要領では、「育成すべき資質・能力」に基づいて教科の目標や指導内容別の目標が示されています。現行の学習指導要領と比較して、わかりにくくなっているように思います。また、「主体的・対話的で深い学び」が教科の指導方法として強調されており、指導の画一化を招くことが危惧されます。  
また、「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた指導の改善が強調されていますが、「主体的な学び」や「対話的な学び」が、指導方法に付随した学びの質を実現できるのかどうかを注目したいと思います。

☆指導要録の観点別評価では、4観点から3観点に改訂され、「知識・技能」、「思考・判断・表現」、「主体的に学習に取り組む態度」となりました。3観点の並べ方が大きく変更されましたが、そのことについての説明はなされていないようです。「学びに向かう力・人間性等」については、観点別評価の対象とする「主体的に学習に取り組む態度」と観点別評価になじまないため 個人内評価とする感性や思いやりとに区分されましたが、「関心・意欲・態度」の評価以上に、評価の困難さをもたらすものと考えられます。

☆このような改訂が、本来の意味での指導の改善にどのように結びつくのか、実践を見守りたいと思います。


◇月例会情報を掲載しています。2019年度までのものです。

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Last Update:21 July,2022


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